
ブロックチェーンコミュニティBlockchain EXEはConsenSysとコラボ主催によるイベント「Ethereumハッカソン for インバウンド」を2018年7月20日から22日の3日間、東京にて開催した。
インバウンド市場の課題
今回のイベントは、Blockchain EXEと、ブロックチェーン企業ConsenSysとが提携し実現したもので、2020年に向けて急成長しているインバウンド市場の課題に対して、ブロックチェーン技術を用いて解決し、訪日外国人がより快適に日本で滞在できる仕組みを作りたい、という思いから企画された。
このハッカソンでは、ブロックチェーンのエキスパート集団と、日本を代表する企業がタッグを組んで参加者を支援。訪日外国人に対し、旅行サービスから決済までのシームレスな体験を提供する新しいアイデアを創出し、サービス化することを目指した。
新進気鋭の16チームが参加
3日間にわたり開催された本イベント。初日には企画発表と質疑応答、2日目には実際の開発と中間発表、そして3日目の最終日には、引き続き開発と各自からの作品発表がおこなわれた。発表された作品は、イーサリアムとuPortを基盤とする開発で、宿泊サービスや旅行者とガイドのマッチング、観光情報レビュー、AR連携システム、学生証認証、乗り換え案内、決済システム、医療システム、クラブ向け認証など、実際の活用シーンに合わせ企画されたユニークな16チームのアイデアが各自からプレゼンテーションされた。
大賞は「学生証明システム」
最初に発表されたのは、Blockchain EXE賞。この賞に輝いたのは美食倶楽部のWi-Fiシェアリングサービス。彼らにはBlockchain EXEが主催するイベントの年間パスポートが進呈された。
そして、大賞に輝いたのはHi-conの国を超えて学割サービスが受けられる学生証明システム。「5人のチームで参加した彼らは、2人は福岡からリモートで、3人は東京だが、ぎりぎりデプロイが間に合うなど一生懸命取り組み、がんばりました」とコメントを述べた。なお、大賞にはUS$5,000分のイーサリアムが贈られた。
イベントの最後には懇親会も開催された。
Blockchain EXE & ConsenSys presents「Ethereum ハッカソン for インバウンド」
■日時:2018/7/20 〜 2018/7/22
■主催:クーガー株式会社、ConsenSys
■協賛:KDDI株式会社、Ethereum Foundation、Enterprise Ethereum Alliance、株式会社博報堂、株式会社J&J事業創造、株式会社ケンタウロスワークス、トライデントアーツ株式会社、Ocean Protocol
■後援:株式会社JTB、株式会社ジェーシービー
Blockchain EXE & ConsenSys presents「Ethereum ハッカソン for インバウンド」
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Blockchain EXE
https://blockchainexe.com